ASE光源(amplified spontaneous emission source,ASE source))とはの歴史
光通信分野におけるEDFA(erbium-doped fiber amplifier)の実用化に伴い,1.5 μm帯の広帯域光源として注目されている光源.希土類ドープファイバを光励起することで発生するAAE光を光源として利用するものを指すことが多い.欧米ではSFS(super fluorescent fiber source)と呼ばれ,1980年代中頃から光ファイバジャイロ(fiber optic gyroscope:FOG)用光源として活発に研究されている.FOG用光源としての「高出力」「低コヒーレンス性」「波長安定」を満足する光源であり,従来のSLD(super-luminescent diode)に代わるものとして期待されている.現在は,よりいっそうの高性能化を目指し,フィルタなどを組み合わせた構成,コドープ種の研究などのさまざまな試みがなされている.